「先の戦争」という言葉と近代史は、なぜか戦後の日本人を暗くする。
なぜか。
敗戦したために、日本だけが悪かった、悪い国、ということを吹き込まれるような教育に変えさせられたからではないだろうか。
しかしそれは本当のことだろうか?
先ごろ、90歳代の日本人の方々から、子供の頃の楽しい思い出を聞かせていただく機会に恵まれた。なかなか実際の生活について伺う機会は少ないものだ。
そして私たちがイメージするような暗い生活ではなかったようだった。もちろん戦争によって制限されることが多かったのは事実だが、決してそれだけではなく、楽しみの多い学校生活や仕事のことなど、いい思い出が沢山あると教えて頂いた。
教育、教科書、本だけでは本当のことを知る機会が少ないのではないかと感じた。
そんな時、台湾の方が書かれた「日本人はとても素敵だった」という本に巡り合った。
”日本人は日本人であることを大いに誇っていいのです。昔の日本精神はどこに行ったのですか!”
そう教えてくださる。
日本人が自信を失っている時、このような本から日本人の誇りについて学びたい。
続編が出版されることをお聞きしたので、読んでみたい。